Nokia と Virgin Media O2が5G RAN の契約延長
Virgin Media O2は、Nokiaとの5G RAN契約をさらに3年間延長しました。
この契約により、Nokiaは同社のAirScaleポートフォリオから無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)機器を同事業者に提供することになります。
Virgin Media O2は、今回の契約により、2G、3G、4G、5Gネットワークへの投資を行うとしており、契約はロンドンを含む英国南部を対象としています。
Nokiaはまた、ReefSharkシステムオンチップ(SoC)技術を搭載したHabrok massive MIMO無線機とAirScaleベースバンドおよびインターリーブパッシブアクティブアンテナ(Interleaved Passive Active Antennas :IPAA)をこの事業者に供給します。
Virgin Media O2の5Gネットワークの性能を向上させるとともに、機器の消費電力を30%削減し、重量と体積を40%削減することができるといいます。
また、1つの基地局で5G、4G、3G、2Gの技術を同時に実行できる同社のシングルRANソリューションも提供し、同事業者の5Gカバレッジ展開の加速に貢献します。
今回の延長の一環として、Virgin Media O2は、先進的な5Gユースケースの有望性を実証するために、Nokiaの商用インテリジェントコントローラのパイロットを開始するオプションを持ち、Virginは将来、5G Cloud RANをパイロットする可能性があります。
Virginは、Nokiaのデジタルオペレーションセンターを通じて、異なるネットワークドメインにまたがるサービスの設計、展開、保証を管理することができるようになる予定です。
Virgin Media O2の最高技術責任者であるJeanie Yorkは、「私たちは、ネットワークのアップグレードに投資を続け、4Gと5Gネットワークを全国のお客様に拡大しています」と述べています。
「これは、優れたコネクテッド体験を提供し、長期的な成長を促進する英国のデジタル・トランスフォーメーションをサポートするものです。Nokiaとのパートナーシップを継続することで、より高速で低遅延な、より優れた5Gを提供することができ、また、お客様の進化し続ける要求とニーズに合わせて、将来の成長に向けた体制を整えることができます」と、彼女は付け加えました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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