SK Telecom、2社に分割、データセンター事業は維持
韓国の通信事業者であるSK Telecomは今週、同社を2つに分割し、ほぼすべての子会社を持ち株会社にスピンオフする計画を発表しました。
同社によると、存続会社であるSK Telecomは、韓国第2位のブロードバンドサービスプロバイダーSK Broadbandは継続し、クラウド、データセンター、サブスクリプション・サービスなどのデジタルビジネス分野での事業拡大は進めていくと述べています。
いくつものIPOを準備
分社化された会社は、国内外の半導体企業を含む投資活動に注力していきます。半導体企業のSK Hynix、Eコマース企業の11StreetCo、ライドシェアアプリのT Map Mobilityなども含まれます。同社は声明の中で、今回の分社化により、投資活動を「より迅速に進めることができる」ようになるとし、子会社のIPOを促進させていくとしています。このスピンオフは、年内に完了する予定です。
SKは昨年、韓国のセマングム地区に巨大なハイパースケールデータセンターのキャンパスを開発すると発表しました。同社は、2024年までに4棟のデータセンター施設を建設し、2029年までにさらに12棟を追加する計画で、この取引の一環としてSK E&Sが200MWの浮体式太陽光発電所の運営を行っていくとしています。
SK Hynixは最近、ソウルの南に1,060億ドル規模の半導体工場を建設する計画を発表しました。
Data Center Dynamics
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