米連邦航空局、27,000本以上のLTO2テープのAWSへの移行を検討
米連邦航空局(FAA)が、何千巻もの磁気テープをクラウドに移行することを検討しています。
米国政府最大の輸送機関である同局は、事前公募の告知の中で、Amazon Web Servicesへの移行を検討している「27,000本以上のLTO2メディアのバックアップテープ」があると述べています。
このテープは現在、非公開の第三者機関管轄の「(ワシントン)DC都市圏にある保管庫」にて、IBM 4560シリーズのSDLT/LTO Modular SLXテープライブラリ内に保管されています。
同局は以前、データセンター企業に対して、テープを2021年6月1日から2022年5月31日まで保管し、また容易かつ迅速にデータへのアクセスができる事を保証する要件での公募を行っていました。これは、「とりわけ、既存または合理的に予測される将来の訴訟」に必要となります。
このデジタル化への取り組みに加えて、FAAが磁気テープをデータセンター内に保管する計画を考えているかどうかについてはまだ明らかになっていません。
同局は現在、「メディアテープのFAA AWS(アマゾン)クラウドへの移行」と 「メディアテープのデジタルメディアへの移行とFAAへの提供」の2つの代替案について評価を行っていると話しています。
FAAは、2件の政府通達で、「この要件に対する適切な取得戦略を決定するための情報」を求めており、「ケイパビリティ・ステートメント(提案資料)とRough Order Magnitude(ROM:概算見積もり)を求める」としています。
入札企業は11月29日までに回答する必要があります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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