ウクライナ情勢: ケルソンとハリコフでISPのVolia/Skylineのインターネットが停止
ロシアのいわれのない侵攻により、ウクライナのケルソンとハリコフでインターネットサービスに大きな影響が出ています。
インターネットサービスプロバイダのVoliaとSkylineからの接続は、停電の影響で、ほぼ完全に停止しました。
「ウクライナのハリコフにあるインターネットプロバイダSkylineで接続の崩壊が確認された。同社は、IPアドレスを発行するサーバーが停電により停止している為、加入者に対し端末を再起動しないように伝えている」インターネット障害トラッカーNetBlocksは、次のように伝えています。
ウクライナ北東部のハリコフでは、約1カ月前の紛争開始以来、絶え間ない砲撃が続いています。
NetBlocksは続けます。「南ウクライナのケルソンにあるプロバイダーVoliaでもインターネット接続が崩壊した。リアルタイムの指標では接続性は戦争前の2%となっている」プロバイダーは、反占領デモの最中に起こった停電が原因で停止していると報告している」
港湾都市ケルソンはロシア軍の攻勢で最初に陥落した都市の一つですが、住民が不法占拠に抗議しているため戦闘が今でも続いている状況です。
今月初めには、ISP Triolanへのサイバー攻撃により12時間以上の通信障害が発生し、ウクライナの国営通信事業者Ukrtelecomは、全国で4000万回もの停電に見舞われています。
ロシアによる都市への攻撃は、セベロドネツク、スームィ州、キエフのインフラに損害を与え、接続性にも影響を及ぼしています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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