AIの波がハイパースケールデータセンターの容量を今後6年間で約3倍に増加させる ~Synergyレポート

何百ものデータセンターが建設中

新設されるハイパースケールデータセンターのIT容量は、AIワークロードの増加により、今後6年間で2倍以上になる見込みであるとSynergy社は述べています。

同時に、より多くのデータセンターが建設され、古い施設はより多くの容量をサポートするために改修されるであろうと同リサーチグループは述べています。これにより、ハイパースケールの容量は全体として現在の3倍近くに増加することになります。

Synergy社は、同社がハイパースケールオペレーターとみなす基準を満たす世界最大のクラウドおよびインターネットサービス企業19社について分析を行いました。2023年半ばまでに、これらの企業は世界中で926の主要データセンターを運営していました。

同分析会社は、年間100施設を超える新設を含め、さらに427施設が計画段階にあることを把握しています。

ハイパースケールデータセンターの構成は地域によって、また所有とリースの比率も変化し続けているものの、世界のデータセンターの総数は過去5年間で倍増したとSynergy社は見ています。

しかし、すべてのアナリストがバラ色の未来に同意しているわけではありません。CCS Insight社は最近、「コスト、リスク、複雑性という現実」が2023年の誇大広告に取って代わるため、2024年に生成AIは「冷たいシャワー」を浴びるだろうと予測しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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