コロケーションブームに沸くAPAC市場 – Cushmanレポート
シンガポール、インドネシア、マレーシア市場が牽引、APAC地域全体では米国市場を上回ると予測
法人向け不動産サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドによると、アジアパシフィック地域は世界最大の コロケーションデータセンター の市場となるようです。
今後5年に渡りアジアパシフィック地域(APAC)では、ハイテク企業による大規模データセンターの建設ラッシュが続き、米国を上回る市場規模になる見通しであるとしています。クッシュマンは、 インド、中国、およびオーストラリアも含む APAC地域全体の市場規模は、2024年には280億ドル(=約3兆円弱)になると算出しました。今日の最大の市場である米国とカナダは、およそ230億ドルの市場規模です。
ハイパースケーラーがそこに
多くは東南アジアが市場の成長を牽引し、クラウドサービス、自動運転自動車、オンラインゲーム、 スマートアプライアンス などの 5G アプリケーション需要が推進します。クッシュマンは、特にシンガポール、インドネシア、マレーシアを市場牽引の中心に挙げています。Google、Alibaba Group、AWSらは既にこの市場に参入しています。
クッシュマンの報告では、世界の他の地域でも成長率はほぼ同様であると予測しています。具体的にはデータセンター市場は東南アジア地域で13%成長、APAC全体では12%の成長率を予測しています。これはどちらも米国市場予測の2倍の成長率となっています。一方ヨーロッパ地域は、アフリカや中東地域と合算した場合、APACとほぼ同じ成長曲線になります。しかし、金額で見ると、170億ドル規模とAPACと比べると少ない予測です。
クッシュマンは、ITサプライヤからの公開市場予測や複数の経営幹部へのインタビューなどを元にその予測値を算出ました。
Data Center Dynamics
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