マウイ島の山火事の後、各通信事業者は通信回線の復旧に取り組む

現在も、引き続き努力が続けられている。

ハワイ州マウイ島で発生した山火事による被害を受け、携帯キャリア各社は週末にわたり通信回線の復旧作業に取り組んでいます。

ここの山火事により、マウイ島では現在までに96人の命が奪われており、インターネットと携帯電話サービスがマウイ島全域で停止している状況です。

Inside Towersによると、島中の携帯電話基地局に大きな被害が出ています。

FCCの災害情報報告サービス(DIRS)によると、8月13日午前6時(日本時間)現在、カパルア、ナピリ・ホノコワイ、カアナパリ、ラハイナ、ラウニウポコ、オロワルにサービスを提供している21の基地局のうち20がサービスを停止しているとのことです。

FCCはまた、通信事業者、ケーブルシステム、911センター、放送局から通信障害情報を収集しています。

先週初めに火災が島を襲って以来、通信事業者は、被災地で16,709件の電話不通を報告し、911サービスも不通になっていると報告しています。

AT&Tは先週、AT&Tネットワーク災害復旧(NDR)チームとファーストネット対応オペレーショングループ(ROG)を災害地に派遣したと発表しました。

同通信事業者は、ラハイナにポータブル・セルサイトを配備し、公共安全と住民向けサービス専用にBand 14接続を提供しています。

マウイ島には同社社員が常駐しており、さらに追加の社員とリソースが準備中であること、さらにMini CRD(Compact Rapid Deployable)、WiFiまたは携帯電話サービスと建物内ソリューションを提供する3つの衛星ソリューション、20台のFirstNet Readyスマートフォンと2台のMiFiデバイスを含む緊急対応キットが用意されていることを述べ、マウイ島の全スタッフが無事であることを確認しました。

また、近隣諸島のバックホール機器やその他のポータブル通信ソリューションも輸送しています。FirstNet ROGは、緊急対応にあたった者を中心に、公共安全の緊急通信をサポートするために24時間体制で活動しており、「地元および連邦政府機関と連携している」と同社は声明で述べています。

Verizonのエンジニアも復旧作業に取り組んでおり、T-Mobileも緊急チーム、大型トラック、発電機をマウイ島に派遣しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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