データセンター向け電源事業Benderがランサムウェア攻撃を受ける
ドイツのデータセンター向け電源事業を手がける会社Bender社は、ランサムウェア攻撃から回復しつつあることを顧客に伝えました。
同社の声明によると、2024年11月1日夜に標的型暗号化攻撃を受けたとの事です。
Bender社は顧客への書簡の中で「当社のオペレーティング・システムの一部に不正アクセスが行われていることが判明した」と述べていました。
「これには社内ネットワーク・ストレージの一部も含まれています。このデータは主に低リスクのプロジェクトや受注処理情報で構成されています。さらに、当社のSageビジネス・マネジメント・プラットフォームもアクセスされており、これには口座・財務・銀行データなどが含まれています」
しかし同社は、「データは流出していない 」と考えている、としています。
Bender社は、サイバーセキュリティの専門家らと緊密に協力していくとしています。11月23日、同社は顧客に宛てた別の書簡で、「システムの多くはすでにオンラインに復旧し、生産も再開している」と説明しました。さらに、「納品に遅れが生じた場合は、当社の営業部門から直接ご連絡させていただきます」と述べています。
同社は、低圧分電盤、バスバーシステム、発電機設備、UPSシステムなどのパワーソリューション系製品の開発を行っています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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