SK Group、カカオの障害につながったデータセンター火災の全責任を負う

しかし、すべての費用を完全にカバーできるのでしょうか？

SK Groupの会長は、韓国で大規模な停電を引き起こしたデータセンターの火災について、同社が全責任を負うと述べました。

SKの施設は今月初めに火災を起こし、多くの重要なサービスに長時間のダウンタイムを引き起こしました。このデータセンターを使用していた韓国のインターネット企業カカオは、韓国の人口の大半が使用しており、「実質的な国家通信インフラ」とみなされているカカオトークメッセージングプラットフォームを含むサービスで特に長い停止を経験しました。

韓国中央日報によると、チェ・テウォン 会長は「最近のブラックアウトについて重大な責任を感じている」と述べました。「SKは状況に対処するために最善を尽くしている 」。

このデータセンターは、SK C&Cが運営するSK ecoplantが建設したもので、火災の原因はSK On製のリチウムイオン電池でした。現地報道では、火災発生前に電池の管理システムから2度の警告があり、作業員が2度現場を点検したとされていますが、SKはこれを否定しています。

チェ氏は返還要求について「（ユーザーに）補償したいが、データを集めて計画を立ててからでないと顧客のニーズに応えられない」と述べました。

「データがないため、対策が立てられない。契約に基づいてクライアントに補償することはできる」。

カカオは現在、韓国全土の交通と金融に大規模な混乱を引き起こした問題で集団訴訟に直面しています–こうした訴訟についてSKがどの程度の法的責任を負うかは明らかではありません。

カカオに火災の責任はありませんが、1つの施設がダウンしたことに対応できなかったバックアップとフェイルオーバーのプランには責任があります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。