ウクライナ北東部スームィ州の火力発電所で大規模な爆発が発生し通信が遮断

ロシアによる侵攻後に起きた過去最大規模のインターネット障害

ウクライナ北東部のスームィ州で大規模な通信の遮断が報告されています。

インターネット接続の喪失は、この地域の電力が遮断し、また火力発電所で「大規模な爆発があった」との地元住民からの報告に起因しています。

インターネット障害の追跡を手掛けるNetBlocksは次のように伝えています。「ウクライナ北東部のスームィ州全域で通信のブラックアウトが報告された。火力発電所と変電所で大規模な爆発があり、空が数キロにわたって「黄色や赤色」に染まったと住民から報告されている」

停電の監視を行う団体「Power Outage」も、爆発の報道を受けて「停電データを取得できなくなった」ことを確認しました。

今回の通信障害は、ロシアがウクライナへの侵攻を開始して以来、最大規模のエリアに影響を及ぼし、最も深刻なものとなっています。

これまでの停電は個々の都市を襲い、いくらかのサービスは残っていました。マリウポリ市ではインターネットの接続性が段階的に低下しましたが、スームィ州での今回の障害は突然一度きりの出来事でした。

NetBlocksのディレクターAlp Toker氏は、VentureBeatに対し次のように語っています。「これは、紛争が始まって以来、我々が追跡してきた中で最大の地域通信のブラックアウトである」

スミ州は23,834平方キロメートルの面積を持ち、侵攻前はおよそ100万人が住んでいました。

そこは国境に近く、ロシア軍が最初に侵攻した地域の1つで、戦争が始まって以来、激しい戦闘が繰り広げられています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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