MGM Resortsへのサイバー攻撃でスロットマシンがダウン

ラスベガスのMGMグランド・ホテルが被害を受ける

MGM Resortsに対するサイバー攻撃により、同社のITシステムの一部がダウンし、スロットマシン、ホテルのルームキーシステム、そして同社のウェブサイトに影響が及び、現在もオフラインの状態が続いています。

サイバー攻撃は月曜日の朝に発生し、同社の象徴的なMGMグランド・ラスベガスホテルとカジノに影響を及ぼしました。その他、ラスベガスのAria、Bellagio、Luxor、Mandalay Bayでも問題が確認されています。

顧客は、スロットマシンや ギャンブルゲームの電源が落ちている様子をSNSに投稿し、チェックイン、カード決済、MGMアカウントへのログインができず、客室へのアクセスを物理的な鍵に切り替えなければならなかったと不満を述べています。

X (旧ツイッター)への投稿で、MGM Resortsは次のように述べています。 「MGM Resortsは最近、当社のシステムの一部に影響を及ぼすサイバーセキュリティの問題を確認しました。問題の発見後、速やかに外部の有力なサイバーセキュリティ専門家の協力を得て調査を開始しました。また、法執行機関にも通知し、システムを保護するための迅速な措置を講じました」

「調査は継続中であり、問題の性質と範囲を特定するために真摯に取り組んでいます。

今朝までに、同社はその投稿を更新し、「食事、エンターテインメント、ゲームは現在稼働中」であり、ホテルの客室へのアクセスは解決されたとしています。ただ、同社のウェブサイトにはまだ問題が残っているようです。

MGMは2019年にもサイバー事件を経験しており、その際には同社のクラウドサービスが侵害され、ハッカーが氏名、住所、パスポート番号など1,060万件の顧客記録を盗み出しました。今回の侵害でデータが失われたかどうかは明らかになっていません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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