台湾で大規模停電によりインターネット接続に支障が発生
TSMCは影響の有無を調査中
高雄の新太発電所で起きた障害により、台湾南部で大規模な停電、北部と中部では小規模な停電が発生しました。
この停電は、台湾のインターネット接続にも影響を与えています。
障害監視を行うNetBlocksは次のように述べています。「停電により、台北を含む台湾全域でインターネット接続が不能となった。リアルタイム・ネットワーク・データによると、現地時間午前9時以降、台湾の接続性は通常の68%に低下した」
台北と並んで、台湾第二の都市である高雄も影響を受けています。
半導体メーカーTSMCの最先端ファブやUnited Microelectronicsがある台南サイエンスパークでは、敷地内の電源に突然、異常な電圧変化が発生したと報告されました。しかし、両社共、生産への影響有無についてはまだ調査中であると述べています。
台湾での前回の大規模停電は2021年で、これも石炭火力と天然ガス火力の新太発電所の問題によるものでした。このときは、TSMCは停電の影響をわずかに受けました。しかし、その前月に電力ケーブルが誤って切断された事故では、局地的な停電が発生し、より大きな打撃を受けていました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。