
Amazonがミシシッピ州で100MWの電力についてEDPと15年間のPPAを締結
100MWのRagsdale Solar Parkの全容量を引き取る
Amazonは、ミシシッピ州マディソン郡にある100MWのRagsdale Solar Parkの全容量について、EDP Renewables North America(EDPR NA)と15年間の電力購入契約(PPA)を締結しました。
同プロジェクトは昨年第4四半期に商業運転を開始し、先週EDPRによって正式に開始されました。
このプロジェクトは、Entergy Mississippiの送電システムに直接電力を供給し、Amazonの同州での事業に電力を供給します。
EDPR北米の最高経営責任者(CEO)であるSandhya Ganapathyは、「ユーティリティスケールの太陽光発電を開発し、Amazonのようなミシシッピ州での事業拡大に熱心な顧客と直接契約する機会は、非常に貴重なものです」とコメントしました。
このプロジェクトは、SunChase PowerとEolianのジョイントベンチャーであるAcadian Renewable Energyがによって開始されました。2022年初頭、EDPR NAはAcadianからプロジェクトを買収し、開発を完了しています。
AmazonはEDPといくつかのPPAを締結しています。先月には、EDP Renewables APACと20年間のPPAを締結し、福島にある44MWの太陽光発電所から電力を購入しました。このプロジェクトには63,000枚のソーラーパネルが含まれ、年間48GWhの発電が見込まれています。EDPは、2025年第3四半期までに稼働すると見積もっています。
Amazonは今年、スペイン、ポルトガル、インドでもPPAを締結しています。
近年、EDPRはデータセンター企業と様々な再生可能エネルギー供給契約を結んでいます。今月初めにはマイクロソフトとの間で、イリノイ州とテキサス州にまたがる389MWの電力について、3つの長期仮想購入契約(vPPA)を締結しました。
EDPR NAはテキサス州ヒューストンに本社を置き、58の風力発電所と9つのソーラーパークを運営しており、合計容量は8.2GWに達します。
同社はスペインの再生可能エネルギー開発会社、EDP Renováveisの北米子会社です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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