
Amazonがヨーロッパで再生可能エネルギーのトップ企業バイヤーに
欧州全域で46の新規再生可能プロジェクトに投資
Amazonが、欧州市場における再生可能エネルギーのトップ企業バイヤーに選ばれました。
同社によると、過去12か月間にスペイン、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、フィンランドなどで46の新しい再生可能エネルギープロジェクトに投資しました。
2024年、同社は26の単独再生可能プロジェクトと、20のオンサイトプロジェクトに投資しています。その内訳は、スペインで17件、イタリアで12件、ギリシャで3件、フィンランドで2件となっています。
現在までに、同社はヨーロッパ全土で230以上の太陽光・風力発電プロジェクトに投資しており、その総発電容量は9GWと推定されています。
AmazonのEMEAエネルギー担当ディレクターであるLindsay McQuadeは、次のように述べました。「再生可能エネルギーにおける欧州トップの企業投資家として、我々は政府、産業界、地域社会と協力し、欧州の再生可能エネルギーの可能性をさらに引き出していきます。」
Iberdrolaは、Amazonで最も多く再生可能エネルギーを供給しており、英国とイベリア半島で複数の電力購入契約(PPA)を締結しています。これには、2027年に完成すればポルトガル最大の風力発電所となるTâmega Wind Complexからのエネルギーを対象とした、Iberdrolaとのポルトガル初のPPAが含まれていました。
Amazonはまた、ギリシャで3つの公益事業規模の風力発電プロジェクトに関する4つのPPAを締結しました。2つのPPAは、44.4MWのVermio風力発電所に接続されており、残りの2つは35.4MWのMesokorfi風力発電所と、29.5MWのKoukouras風力発電所に接続されています。
さらにポーランドでは、AmazonはVortex Energyが所有する2つの風力発電所から53MWのエネルギーを調達することに合意し、同国初の風力発電契約となりました。
今年初め、同社はBloombergNEFがまとめたデータを引用し、世界最大の再生可能エネルギー企業購入者の称号も主張しました。
同社によると、これまでに600件以上の風力・太陽光発電プロジェクトを支援してきました。この600件のうち約40件は、オーストラリア、中国、ギリシャ、インド、インドネシア、ポーランド、南アフリカなどの化石燃料の普及率が高い国々や、ルイジアナ州、ミシシッピ州などのアメリカの州で行われています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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