CyxteraがNextEra Energy Resourcesを優先的再エネ供給業者に指定
Cyxteraが、NextEra Energy Resources社を再生可能エネルギーの優先供給業者として指定し、一方でNextEraはCyxteraへの出資を行うと発表しました。
NextEra Energy Resourcesは、その子会社を通じて、「再生可能エネルギー利用拡大に向けてのCyxteraの取り組みに助言、支援、促進を行う」としています。
NextEra は、クリーンで再生可能なエネルギーの分散型発電システムの、Cyxteraの北米の既存データセンターへの導入を支援します。また、両社は、その他の再生可能エネルギーやクリーンエネルギー関連プロジェクトについても共同で検討を行っていきます。
Cyxteraのプレジデント兼CEOであるNelson Fonseca氏は次のように述べています。「NextEra Energy Resourcesと協力できることを大変うれしく思う。100%のカーボンニュートラルを約束する企業として、グローバルなデータセンタープラットフォームを可能な限り効率的に運用することは、私たちCyxteraにとって重要な課題である。クリーンエネルギー分野で実績のあるリーダー企業と提携することで、再生可能エネルギーへの移行を加速し、二酸化炭素排出量の削減に貢献したいと考えている」
また、NextEra は、子会社を通じて、Starboard Value Acquisition Corp(SVAC)がCyxteraとの合併に向けて発行する2億5000万ドルのクラスA普通株式PIPE(Private Investment in Public Equity)募集のうちの2000万ドルを引き受けました。
NextEra Energy Resourcesの分散型発電事業部門VPのマット・ウルマン氏は次のように述べています。「NextEra Energy Resourcesは、Cyxteraと協力し合い、同社の持続可能性目標達成への支援ができることを嬉しく思う。SVACの私募債への戦略的投資は、Cyxteraのようなコロケーションプロバイダーが将来の成長に向けて有利な立場にあるという当社の信念を反映したものである」
Cyxteraは2月、特別目的買収会社(SPAC)であるSVACとの34億ドル規模の合併計画を発表しました。この合併はdeSPACと呼ばれ、まもなく完了する予定です。
PIPE(Private Investment in Public Equity)とは、公開企業の株式を、特定の投資家または投資家グループとの間で非公開で売却することをいいます。PIPEは、合併資金を調達するための補助的な役割を果たすもので、SPACによる合併ではよく見られる手法です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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