データセンターが廃風を再生可能エネルギーに

Distance University of Madrid(UDIMA)とMision Critica-Data Centerの研究者が、エネルギー業界に革命をもたらす画期的な発見をしました。データセンターの冷却ファンから発生する気流を利用することで、発電方法を開発し、効果的に廃風を貴重な再生可能資源に変えたのです。

通常、データセンターはHVACシステムの一部として暖かい空気を屋外に排出しています。見過ごされがちなこの一定の気流は、未開発の重要なエネルギー源です。UDIMA-Mision Criticaチームは、垂直軸風力タービンを利用してこの人工風を取り込み、電力に変換しました。コロンビアのデータセンターの事例では、6基のタービンが冷凍機の上に設置され、ファン自体で消費される以上の電力を生み出すことに成功したとのことです。

研究者たちは、この革新的なアプローチが持続可能なエネルギーソリューションを提供するだけでなく、経済的にも環境的にも大きなメリットをもたらすことを発見しました。このシステムは3年以内にプラスのキャッシュフローを生み出し、50.69%という驚異的な内部収益率を誇るとともに、年間約300トンのCO2排出量を削減します。

この方法は、製造施設や大規模な商業ビルなど、同じようなエアフローを持つ他の産業にも適用できると、この研究の著者は考えています。

W.Media ( Hazel Moises 記者)より抄訳・転載

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