Equinixがシンガポールで再生可能エネルギーを強化
Equinixは、Sembcorp Power Pte Ltd.とシンガポールで2件目の再生可能エネルギー電力購入契約(PPA)を締結したことを発表しました。今回の契約により、Equinixは2029年からジュロン島にあるJTCの所有地から58.5MWpの太陽光エネルギーを追加調達することになります。
この2件目のPPAは、2024年4月に締結した75MWpの太陽光発電に関する最初の契約と合わせ、同社のシンガポールにおける再生可能エネルギーポートフォリオを大幅に強化することになります。合計133.5MWpの太陽光エネルギーは、同社がシンガポールで拡大するデータセンターインフラの大部分に電力を供給し、二酸化炭素排出量を削減するとともに、シンガポールの持続可能性目標に貢献します。
ジュロン島で発電される太陽光エネルギーは、60ヘクタールの空き地と、ジュロンロック洞窟の地上施設や、ジュロン島チェックポイントを含む5つのJTCビルの屋上から利用されます。未利用スペースを活用するこの革新的なアプローチは、クリーンエネルギーを生み出すだけでなく、土地利用の最適化にもつながります。
Equinixのシンガポール担当マネージングディレクターであるYee May Leongは、次のように述べています。「データセンターは、デジタル経済の基盤として機能していますが、AIによるエネルギー需要の増加は、国の電力制約や排出目標に影響を与えています。当社は、環境への取り組みに沿った効率性のベストプラクティスとエネルギー調達戦略を実施することで、これらの課題に積極的に取り組んでいます。」
同社の、持続可能な事業運営への取り組みは、ジュロン島を持続可能なエネルギーおよびケミカルパークに変えるというシンガポール政府のビジョンと一致しています。
W.Media ( Hazel Moises 記者)より抄訳・転載
この記事へのコメントはありません。