シュナイダー、データセンター業界のサステナビリティ目標達成を支援するサステナビリティフレームワークを発表

シュナイダーエレクトリックは環境的に持続可能なデータセンターのための包括的なフレームワークを発表しました。このフレームワークは、データセンター事業者が持続可能性を追求する様々な段階において、主要な指標を含む5つの環境影響分野を提案しています。このフレームワークを活用することで、データセンター事業者は環境への影響を軽減することができます。

同社のセキュア・パワー部門のエグゼクティブVPパンカジ・シャーマは次のように述べています。「環境サステナビリティのレポートは多くのデータセンター事業者にとって関心の的になってきています。一方で業界では環境への影響を実施、測定、報告するための標準的なアプローチが不足しています。シュナイダーは事業者や業界全体の指針として、標準化された測定基準を備えた全体的なフレームワークを開発しました。このフレームワークの目的は、将来の世代のために天然資源を保護するために、環境の持続可能性に向けたベンチマーキングと進捗を改善することです。」

投資家、規制当局、株主、顧客、従業員からのプレッシャーの高まりにより、データセンター運営における環境への影響に関する報告の改善が求められています。しかし持続可能性に関する専門知識を持たない多くの運用担当者は、どのような指標で追跡し、どのような戦略を実行すべきか悩んでいます。シュナイダーのフレームワークは、ESGの専門家、サステナビリティコンサルタント、データセンターサイエンティスト、データセンターのソリューションアーキテクトの専門知識を活用してエネルギー管理研究センターが開発したもので、測定と報告から推測を取り除くことができます。エネルギー管理研究センターは2002年に設立され、これまでに200以上のベンダーニュートラルなホワイトペーパーやトレードオフツールを開発し、業界に無料で提供してきました。

このフレームワークの目的は、事業者が標準化されたサステナビリティ指標を追跡・報告することで、社内の連携を促進し、顧客や規制当局などの外部のステークホルダーに対する透明性を高めることにあります。



Digital Infra Network (Dan Scarbrough 記者)より抄訳・転載



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