マイクロソフトがテキサス州で400MWの太陽光発電PPAを契約

マイクロソフトがテキサス州で再生可能エネルギーを調達する契約を結びました。

エネルギー会社Leeward Renewable Energy(LRE)は今週、 マイクロソフト と200MWの電力購入契約(PPA)を2本締結したと発表しました。

これらのPPAを通じて、 マイクロソフト はテキサス州で現在開発中の200MWのLRE太陽光発電施設2カ所から発電された電力を購入します。 フリオ郡のモローレイク・ソーラーとブラゾリア郡のクレイドル・ソーラーです。

LREのJason Allen最高経営責任者(CEO)は、「これらのクリーン・エネルギー・プロジェクトの追加により、エネルギー転換を加速させるという我々の共同コミットメントにおいて、 マイクロソフトと協力できることを光栄に思います。2つの施設を開発・運営し、今後何年にもわたり地元住民や地域社会に実質的かつ変革的な利益をもたらすとともに、米国の製造業を支援しながら、フリオ郡やブラゾリア郡との関係を強化していくことを楽しみにしています。」

SunChase PowerとEolianの合弁会社であるRed Riverは、2017年に モローレイク・ソーラー の開発を開始しました。モローレイク・ソーラー施設(州間高速道路35号線沿い、サンアントニオの南60マイルに位置する2,000エーカーの土地)の建設は進行中で、2024年第4四半期までに完成する予定です。

クレイドル・ソーラー施設は2024年第2四半期に着工し、2025年第4四半期までに完成する予定です。LREによると、両プロジェクトともファースト・ソーラーの太陽光発電モジュールを利用します。

SunChase Power のWill Furgeson副社長は、「モロー湖は、土地所有者のコミットメントや地元関係者の継続的な支援なしには実現しなかったでしょう。」

「LREと提携することで、フリオ郡に新たな太陽光発電プロジェクトを導入し、ERCOTが最も必要とする時間帯、つまりシステムの信頼性が重視される最も暑い日の昼間の時間帯や最も過酷な気象条件の時に、ERCOTの電力供給を強化できることを嬉しく思います。」

LREは、全米で31の風力、太陽光、エネルギー貯蔵施設のポートフォリオを所有・運営しており、合計で約3GWの発電容量があります。LREは、カナダの年金会社OMERSの投資部門であるOMERS Infrastructureのポートフォリオ会社です。Leeward はこれまでに、Digital Realty、Amazon、VerizonとPPAを締結しています。

マイクロソフトは、自社のデータセンター・ポートフォリオのエネルギー需要を相殺するため、再生可能エネルギーの主要な調達先です。2024年、同社はApex Clean Energyとオハイオ州で125MWの太陽光発電PPAを締結し、GoogleとNucorとともに革新的なエネルギー技術に関するPPA要請を出しました。

2023年、 マイクロソフトはテキサス州、バージニア州、ワシントン州、日本、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランドで再生可能エネルギー契約を締結しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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