フランスHDF、2020年代半ばまでにグリーンエネルギー導入を目指す

水素技術の専門企業Hydrogene de France(HDF)はグリーンエネルギー貯蔵・製造技術の開発を加速させ、2020年代半ばまでに200MWの水素発電の導入を目指すことを発表しました。

HDFは、連続式およびオンデマンド式の再生可能エネルギー発電所の開発を計画しています。同社は風力発電や太陽光発電と水素製造・貯蔵を組み合わせた数メガワットの再生可能エネルギー発電所を製造しており、需要が高く発電量が少ない時には、燃料電池で電気エネルギーに再変換することができます。

ガス輸送網から得られる再生可能な水素や低炭素水素から必要に応じて電力を生産するガス発電プラントや、スタンドアロンの燃料電池も製造しており、2025年までに欧州で20万kWのハイパワー水素発電プラントを設置し、2030年からは1GW以上に拡大することを目標としています。

HDFエナジーの会長兼CEOダミアン・ハバードは、「当社は現在の戦略的ポジションを通じて事業開発を大幅に強化し、水素と再生可能エネルギーをベースにした継続的かつオンデマンドな発電所プロジェクトの開発におけるリーダーになることを目指しています」と述べています。「今回IPOに成功したことは、この市場の大きな可能性と、当社の強い立場を示しています。」

HDFはフランスのボルドー地方で高出力の燃料電池製造工場を開発中で、現在、建設許可の申請中です。この工場は2023年に操業開始予定で、データセンター市場に貢献する予定です。

Digital Infra Network (Elliot Robinson記者)より抄訳・転載

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