Orange がルーマニアで Engie と vPPA を締結

通信事業者の Orange は、ルーマニアで太陽光エネルギーを調達するため、Engie と仮想電力購入契約(vPPA)を締結しました。

Orange Romania Groupは、今週この6年間の契約を発表し、通信事業者の年間電力需要のうち30GWhを太陽光発電技術によるグリーンエネルギーで賄うことになります。

「私たちはOrange Groupの目標に沿い、環境への影響を軽減するために、サステナビリティを私たちの行動の中心に据え続けています。Engie RomaniaとのvPPA契約の締結は、社会の持続可能な発展に貢献するという、Orangeの長期的なコミットメントにおけるもう一つの重要なステップです」と、Orange RomaniaのCEOであるLiudmila Climoc氏は述べています。

Orangeは2040年までにネットゼロカーボンを目指しています。国内では、300のネットワークサイトと4つの通信相互接続センター、データセンターにソーラーパネルを設置することを目標としています。現在までに、コンスタンツァ、ブラショフ、ティミショアラの3つの相互接続センターと133のネットワークサイトに650枚のソーラーパネルが設置されています。

ヨーロッパでは、ポーランドのウッチとワルシャワの2つのデータセンターと、フランスの ベルスネ=アン=オットのテレポートにソーラーパネルを設置しています。アフリカでは、コートジボワールのヤムスクロとグラン・バッサムにあるデータセンターと、ブルキナファソのワガドゥグにあるデータセンターに太陽光発電を導入しています。

Orangeはこれまでにポーランドで2件のPPAを、フランスではTotalとEngieと合計130MW以上の太陽光PPAを締結しています。また昨年、Orangeは5,000万ユーロ(5,630万ドル)のカーボンファンドを立ち上げ、森林再生と生態系回復プロジェクトに資金を提供しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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