英国内務省、AWSクラウドの4年契約を締結
英国はAWSに最大1億ポンドを支払う
英国内務省は既存のクラウドホスティング契約の延長で、AWSと1億ポンド(=1億3000万ドル=約143億円)の契約を締結しました。
この4年契約は政府のウェブサイト上に公開されています。契約は2023年12月11日まで延長されます。
内務省はComputer Weeklyへ次のように声明を出しています。「Amazonとのパブリッククラウドホスティングサービス契約は、内務省に既に提供されているサービスの継続である。」
「この契約は4年間で内務省に大幅なコスト削減をもたらすだろう。」
英国の公共部門におけるAmazonの足場は、2013年に整備された英国政府のCloud First policyによって保証されています。このポリシーは元英国政府の技術顧問を務めたLiam Maxwell氏によって草案されました。
Maxwell氏は現在、AWSの政府改革のディレクターです。内務省の他、法務省、DVLA (Driver and Vehicle Licensing Agency: 運転免許庁 ) 、HMRC( Her Majesty’s Revenue and Customs: 歳入関税庁 ) 、 Department for Work & Pensions (労働省及び年金局)、NHS (National Health Service:国民保健サービス) がAWSを利用しています。
公共部門を寡占
The Telegraphによると、英国の公共部門はクラウドサービスに年間10億ポンド(13億ドル)を費やしているようです。2014・2015年は政府はクラウドに4億1,200万ポンド(5億4,600万ドル)を費やしましたが、2017・18年は、約11億ポンド(14億ドル)を費やしています。
公共部門で最も支出が多い部門は、これまでのところ内務省と Department of Work and Pensions (労働省及び年金局)です。
AWSクラウドは、ブラジル、フランス、ドイツ、メキシコ、中東、南アフリカ、米国など、世界中の公共部門でも採用されています。
Data Center Dynamics
【国内参考記事】AWS採用を決めた日本政府、次はデジタル課税の議論を加速できるか( 日経 xTECH )
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