米国陸軍が12の主要データセンターを半分にし、数百の小規模サイト閉鎖を計画

7年間の猶予期間を設ける

米陸軍はクラウドへの移行に伴い、中核となるデータセンターを半減させる計画です。

この世界で最も資金力のある軍隊は、主要なデータセンターのうち6つと、約250のデータ処理ノードのうち数百を閉鎖すると予想しています。

「我々は2028年までの間に、データセンターを50%削減することを検討している 」と陸軍CIOのRaj Iyer氏はC4ISRnetのウェビナーで述べ、Fedscoopが最初に報道しました。

同CIOは、陸軍で最も複雑な4つのリソースプランニングソフトウェアシステムのうち、3つのシステムがクラウドへの移行に成功したと述べ、これにより軍は、より多くのワークロードをクラウドに移行できるという自信を得ました。

そして「我々にはやるべきことがあり、軌道に乗せる必要がある」とも述べています。陸軍のデータセンター閉鎖の取り組みは、これまで長い間予定よりも遅れていました。データセンターの構成要素をめぐって再解釈が繰り返されているため、政府のデータセンター統合の取り組みを広く追跡することは困難です。

2010年の「Federal Data Center Consolidation Initiative(連邦政府データセンター最適化イニシアティブ)」と、それに続く2016年の「Data Center Optimization Initiative(データセンター最適化イニシアティブ)」では陸軍に対し、2018年度までに約1,200のデータセンターの60%を閉鎖するよう命じていました。

陸軍はこの目標を達成することはできませんでしたが、Defense Enterprise Office Solutions契約などの国防総省のクラウド契約の遅れやJEDIの中止にもかかわらず、広大なデータセンターとサーバーのポートフォリオを少しずつ削減してきました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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