
GDS、国際ユニットDayOneのIPOを検討
アジアのデータセンター企業GDSは、国際ユニットの株式公開する可能性があることがわかりました。
Bloombergはこの事情に詳しい関係者の話として、GDSが約5億ドルの資金調達のため、GDS International(最近DayOneに社名変更)の米国での新規株式公開を検討していると報じています。
GDSはIPOに向けて銀行と協議を進めており、今年中に上場手続きを開始する可能性があります。
2022年に設立された当時のGDS Internationalは、GDS Holdingsの中国本土以外のデータセンター資産と事業を保有するために設立されました。このユニットは先月、正式に「DayOne」という社名にリブランドされました。
DayOneのポートフォリオは現在、香港、シンガポール、マレーシア(ジョホール州)、インドネシア(バタム島)、日本(東京)の各拠点で稼働中および建設中の施設合計で約480MWのデータセンター容量、さらには将来の開発用で保有する590MWで構成されています。
GDS Holdingsは2006年に設立され、蘇州、昆山、成都、上海、深圳、北京などの中華圏で数十拠点のデータセンターを運営しています。
GDS Holdingsは2016年に新規株式公開で約2億ドルを調達して以来、ニューヨークで取引が行われています。同社はさらに2020年に香港市場に上場し、約149億香港ドル(19億ドル)を調達しました。なお、STT GDCとHillhouseはGDSの既存の出資企業です。
まし2024年8月には、GDSが国際データセンターユニット向けに10億ドルの投資を求めているという報道が浮上しました。そして昨年3月、同社は5億8700万ドルを調達しました。これは、同社が国際データセンターユニットの株式売却を検討していることを認めた数日後に発表されました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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