シスコとアカシアが新たに45億ドルの買収契約を発表

Cisco(シスコ)によるAcacia(アカシア)の買収をめぐる法的な論争は解決し、大幅に高い評価額での新たな契約が発表されました。

シスコは木曜日に、マサチューセッツに本拠を置くアカシアを1株あたり115ドル、または現金約45億ドルで買収することに合意したと発表しました

2019年7月時点の元々の取引条件では、シスコがアカシアを1株あたり70ドル、つまり26億ドルで買収すると提案していました。しかし、規定期間内に中国の規制当局の承認を得るのことができず、アカシアは先週、合併合意を破棄すると発表しました。

シスコは、この問題を法廷に持ち込み、アカシアに対し合意事項を尊重するよう強制することで対応しました。シスコの担当弁護士は、 アカシアは買収契約以降、その評価額が上昇したことで、より寛大な条件での交渉を望んでおり、それが合意破棄の原因になっている点を示唆しました。アカシアはその後 、契約条件が満たされていないとして、シスコに対して反訴を提起していました。

CiscoとAcaciaは意見の不一致を脇に置きます

シスコは、新たな契約の発表とともに、両社は2021年第1四半期末までに取引を完了する予定であると述べています。契約完了後には、CEOのRaj Shanmugaraj氏とアカシアの従業員はシスコの光学事業部に組み込まれます。

シスコの会長兼CEOのChuck Robbins氏は、次のように述べています。「シスコとアカシアがこの相互取引に合意できたことをうれしく思う。Rajとアカシアのチームをシスコに迎え入れ、将来のインターネットに力を与えるワールドクラスのコヒーレント光ソリューションをお客様に提供できることを楽しみにしている」

今週初め、同社がシスコに対して「積極的に防御」するといった警告を発していたにもかかわらず、本日の発表でShanmugaraj氏は、アカシアがシスコに参加することの戦略的メリットについて「強い信念」持ち、そして合併により既存顧客のより良いサポートと共にそのグローバルフットプリントを拡大できるだろうと述べていました。

「シスコと今回の合意に達したことを嬉しく思う。アカシアの従業員にイノベーションを継続する絶好の機会を提供しつつ、光学業界を変革すると信じるこの連合を前進できることに興奮している」

Data Center Dynamics

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