EdgeConneXがChayoraに出資、中国でのデータセンターサービスを提供

中国本土での事業展開を支援

エッジとハイパースケールデータセンターのEdgeConneXは、中国のデータセンター企業Chayora(朝亞)に戦略的投資を行いました。

この投資により両社はChayoraの中国国内の既存データセンターでサービスを提供するために提携し、中国本土でさらに拡大する計画です。

Chayoraは現在、北京近郊の天津でキャリアニュートラルな超大規模データセンターキャンパスを運営しており、上海にもキャンパスを建設中です。

この2つのキャンパスは共同で200MW以上のIT負荷に対応し、100%再生可能なエネルギーに「アクセス」できるといいます。

EdgeConneXのCEOランディ・ブロウクマンは、次のように述べています。「当社の顧客がAPAC地域のソリューションを求める中、中国にデータセンターとチームを置くことは極めて重要です。」

「Chayoraへの投資によりEdgeConneXの顧客は、中国におけるデジタルインフラ要件をサポートできる理想的なデータセンターパートナーを手に入れることができます。同時にEdgeConneXのグローバルプラットフォームは、国際的な要件を持つ中国企業をサポートすることができます。」

今年初めEdgeConneXはAdani Groupと合弁会社を設立し、インド全土で最大1GWのデータセンター容量を開発することになりました。

また米国内の6つの施設に加え、チリ、スペイン、アイルランドでも施設を拡張すると発表しています。今年8月には、2つの施設を運営するイスラエルのグローバルデータセンター社を買収しました。

同社のChayora社への出資規模は明らかにされていません。Chayoraは2019年にActis Asia Real Estate Fundから1億8000万ドルを調達しています。

Chayora HoldingsのCEOオリバー・ジョーンズは、「中国は世界のデジタルインフラユーザーにとって最大かつ最も困難な市場の1つであり、Chayoraで構築したチームを通じて、世界最大のデータセンター顧客のあらゆる需要、あらゆる規模に対応することができます」と述べています。

「EdgeConneXのグローバルな展開と実績、アプローチが評価されれば、当社の事業拡大を加速させることができます。また、我々の主要市場の特性に合わせた『中国規模』での確実な資本調達という点で、今回合意した投資案件に期待しています。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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