オーストラリアのTesla Megapack バッテリー貯蔵サイトで火災事故が発生

世界最大級のバッテリー貯蔵サイトのひとつで火災があった模様です。

現地時間金曜日の午前10時15分頃、オーストラリアのビクトリア州に設置されていた3MWh規模のTesla Megapackサイトで火災事故が発生しました。

原文は300MWとありますが3MWhの誤りでした。お詫び致します (参照: Tesla社サイト)

このサイトはまだ送電網に接続されておらず、運営会社のNeoen Australiaは、火災は試験を行っている最中に発生したと話しています。尚、このハードウェアの構築はテスラが行いましたが、Neoen社がサイトの建設と運営を担当していました。

ビクトリア州消防局は、声明の中で「輸送コンテナ内に入っていた13トンのリチウム電池は全て燃えており、呼吸器を装着した隊員が火災を食い止め、近くのバッテリーへの延焼を食い止めるべく作業を行っている」と説明しています。ちなみに、Megapackの輸送コンテナは、それぞれ1台あたり最大3MWhの電力をリチウムイオン電池に蓄えることができます。

地元の消防局は次のように補足しています。「現在FRV危険物処理装置が現場での大気モニタリングを行っており、技師がサポートに当たっている。FRVの遠隔操縦航空機システム(RPAS=ドローン)部隊も配備されている」

地元当局は、有毒ガスの警告が出ているため、屋内にとどまり、窓を閉め、外気を使用する冷却システムについては停止するよう勧告を出しています。

火災の原因についてはまだ判明していません。

このバッテリーサイトは、ビクトリア州の再生可能エネルギーへの移行の鍵となるもので、再生可能エネルギーの断続的な電力供給を補完するためのものです。また、ビクトリア州とニューサウスウェールズ州間の相互接続キャパシティにも貢献する予定となっています。

詳細が分かり次第記事の更新を行います。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。