米物流大手 エクスペダイターズが大規模なサイバー攻撃でダウン

緊迫したサプライチェーンにさらなる影響を与える可能性

物流大手Expeditors International(エクスペダイターズ・インターナショナル:ワシントン州)が、サイバー攻撃によりシステムの大半が停止したと、2月20日(日)に明らかにしました。

同社は、貨物輸送の手配、通関、配送などの業務を行うために「限られた能力」しか有していないと話しています。同社は約18,000人の従業員を抱え、300以上の拠点で貨物輸送の管理を行っています。

今回の障害は、世界のサプライチェーンがパンデミックにもがき、米国の港湾のキャパシティが制限されている中で発生しました。

同社は四半期報告書の中で、このサイバー攻撃が業績に影響を及ぼすだろうと説明していました。

攻撃の種類や、それがランサムウェアであるかどうかは明らかにされていません。また、攻撃の犯人も明らかにされていません。

また先週は、米国のチップ設計会社エヌビディアもランサムウェアと思われる攻撃を受けました。

物流業界はハッカーの標的になることが多く、今年1月にはMabanaftとOiltankingが、12月にはHellmann Worldwide Logisticsが侵害されています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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