Veolia、カーボンニュートラルなデータセンタープラットフォームを立ち上げ

米国と欧州市場を重点ターゲットに展開

フランスのエネルギー・水道事業大手であるVeoliaは、データセンター分野が直面する環境面および運用面の課題に対応するため、新たな統合型プラットフォームを立ち上げます。

同社によると、このプラットフォームは、データセンターをカーボンニュートラルかつウォーターポジティブ(水使用量を実質的にプラスにする仕組み)、循環型の拠点へと進化させることを支援するものです。これにより、エネルギーの再利用率が最大20%向上し、水使用量を75%削減し、廃棄物のリサイクルおよび再利用を95%まで高めることが可能になるとのことです。

同社は成長の優先市場として、米国、ドイツ、イギリス、フランスなどに注力する方針です。この取り組みの一環として、データセンターおよびマイクロエレクトロニクス市場から、年間で10億ユーロ(約11億7000万ドル)を超える売上高を目標に掲げています。

この発表について、Veoliaの最高経営責任者であるEstelle Brachlianoffは、次のように述べています。「この次世代ソリューションは、現代社会を形作る戦略的なデジタルインフラの成長を支えることを目的としています。私たちは、データセンター向けに真にグローバルで、統合された循環型ソリューションを提供する、最初で唯一の企業であることを誇りに思います。デジタル革命と環境革命の交錯するこの市場は、戦略的に極めて重要です。環境の安全保障が地政学的な課題となり、水やエネルギーといった重要資源へのアクセスが重要性を増す今、データセンターの資源効率性、レジリエンス(回復力)、そして地域社会との連携を向上させることは、事業者にとって不可欠です。私たちは、これらのインフラを地域社会の真の味方へと変え、環境価値とデジタル性能の両立させることができます。」

Veoliaは、長年にわたって培ってきた専門知識とグローバルな事業展開によって、こうした需要に応える独自の立場にあると主張しています。これにより、「環境への影響を最小限に抑えつつ、レジリエンス(回復力)を高めながら、顧客が責任ある形で事業規模を拡大できるよう支援できる」としています。

さらに、TSMC、Micron、Samsung、Intel、AWS、Echelon、Teslaなどを含むグローバルな顧客ポートフォリオを有している点を強調しており、これによって幅広い市場でソリューションを効果的に展開できるとしています。

今年初めには、VeoliaがSDC Capital Partnersとともに、イギリスのバッキンガムシャーで計画されている出力300MW規模のデータセンターキャンパスの支援企業であることが報じられました。

フランスのオーベルヴィリエに本社を置くVeoliaは、50か国以上で事業を展開する世界有数の環境サービス企業であり、廃棄物管理、水管理、エネルギーサービスを専門としています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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