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ニューオリンズ市役所のデータセンターで火災。ハリケーン・アイダの影響下の市政府機関のサイトが停止~最悪のタイミングで停電が発生

ニューオーリンズ市庁舎3階にあるデータセンターが現地時間の8月31日未明に火災に見舞われました。

すぐに鎮火しましたが、施設はオフラインになり、ハリケーン「アイダ」が進行する中、重要な政府機関のサイトが停止しました。

火災の原因は不明とされていますがハリケーンの影響で発電所が停止し、送電線が損傷したため、市庁舎はディーゼル発電機を使用している状態です。

市議会のヘレナ・モレノ 議員 はWWLTVの取材に対し、「火は消し止められましたが、火が壁を上っていないか確認するために、壁の中に入らなければなりませんでした。9階まで上がることができるようになりましたが 、勿論エレベーターは使えません。」

「私たちのデータがどうなるか注意が必要です。通信に関しては、特に問題がないことを願っています。最初にいくつかの問題があったことは知っていますが、すぐに解決できることを願っています」。

さらに「Generac(電源システム)のスタッフが駆けつけており、発電機に問題が発生した可能性があります」と付け加えました。

議会の電子メールシステムはオフラインになりました。また、国土安全保障・緊急事態準備局が運営するニューオーリンズ市の緊急事態準備キャンペーンready.nola.govを含む、市のnola.govのすべてのウェブサイトが停止しています。

市のSNSによれば「ハリケーン#Idaに関する重要な情報は、ソーシャルメディアやショートメッセージでお伝えします。」と市はソーシャルメディアでコメントしています。

ニューオーリンズの大部分はまだ停電しています。電力会社のEntergy New Orleans社は、「ハリケーン・アイダがこの地域から去った今、破壊を修復するために何が必要かを明確にするためシステムの検査を行っています。現在、多くの地域に立ち入ることができないため、完全な被害状況の把握には数日を要する可能性があります」と述べています。

同社はまた「最も被害の大きかった地域のお客様は、長時間の停電が発生する可能性に備えてください」と警告しています。

ルイジアナ州全体では100万人以上がハリケーンの影響で停電の被害を受けていると考えられています。死者の数や被害の規模はまだわかっていません。人為的な気候変動によりアイダのようなハリケーンは発生しやすく、より強く、より遅く、より湿潤になる可能性が高くなっています。

今年初め、冬の嵐ウリがテキサス州を襲い、何百人もの死者を出し、規制の緩かった送電網を停止させました。

Texas Advanced Computing Centerのエグゼクティブディレクター、ダン・スタンジオーネ氏は当時DCDにこう語っています。 「テキサス州の重要なインフラは率直に言って、極端な天候に耐えられるように作られていません。これは自業自得です。」

オースティン市のデータセンターがオフラインになったものの、ほとんどのデータセンターは場合、この厳しい嵐に耐え抜きました。

ハリケーン・アイダの被害に遭われた方々を支援するために、チャリティーのリスト(英文)をご覧いただくことをお勧めします。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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