豪iiNet、クリスマスの障害は冷却装置の故障が原因 と発表

熱波で発生した停電について、冷却の問題としている

オーストラリアのインターネットサービスプロバイダiiNetは、クリスマス障害は冷却システムの「故障」が原因であったと発表しています。

同社はクリスマス期間中にパースのデータセンターで障害を起こし、ユーザーはiiNetのウェブサイトやドメインメールサービスにアクセスできなくなりました。 iiNetのサービスは1週間後まで影響を受けたといわれています。

当時同社は、この障害は「西オーストラリア州で連日40℃を超える異常気象が発生した」ことが原因であると発表していました。この熱波により、地域全体で停電が発生しました。

iiNetの広報担当者は今週、itNewsに対し、今回の事故はデータセンターの冷却システムの故障が原因であると述べています。

「12月25日の午後に西オーストラリア州の猛暑のためiiNetのデータセンターで冷却装置が故障し、複数のサーバーがシャットダウンし、接続不能になった 」と広報担当者は述べています。「iiNetウェブサイト、iiNetドメインメールサービス、iiNetカスタマーコールセンターが影響を受けました。」

「顧客サービスは、12月27日の早朝に復元されました。しかしiiNet電子メールユーザーは、メールのバックログがクリアされたので、次の日にわたっていくつかのメール遅延を経験したかもしれません。」

iiNetのパース施設は、2015年に熱波の状況により、2018年にはサイトの電力損失により、停電に見舞われています。

ニューサウスウェールズ州ではTelstraが率いるコンソーシアムが、山火事などの災害時における政府の対応を支援するため、同地域の通信タワーと資産の概念実証(PoC)のデジタルツイン開発を支援します。オーストラリア全土で発生したネズミが起こした災害も、昨年は複数の通信事業者に停電を引き起こしました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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