サーバー障害で数百人のテスラ車ドライバーが車から閉め出される

単一障害点(SPoF)がグローバル障害を引き起こす

11月20日(土)、サーバー障害の影響で数百人ものテスラ車の利用ユーザーが車から閉め出されるという事態が発生しました。

この障害は、米国、カナダ、欧州、アジア地域のユーザーに影響を与えました。この障害の影響で、ドライバーはテスラのスマホアプリを使って自動車のロックを解除したり、特定の機能の操作ができないといった不具合が発生しました。但し、キーカードを携帯していた場合は自動車へのアクセスはできました。

「現在は復旧しているはずだ。ネットワークトラフィックの冗長性を誤って高めてしまったようだ」と、CEOのイーロン・マスクはその日のうちにTwitterでコメントしました。

「お詫びするとともに、二度とこのようなことが起こらないよう対策を講じる」

テスラは2020年にも、アプリへの接続、オンライン注文、顧客とのコミュニケーションなどができなくなるといった大規模障害を経験しています。

4年前に起きた小規模障害に続き、2020年の大規模障害は、AT&Tの障害の影響で、内蔵ナビゲーションソフトウェア「Tesla Nav」や、音楽や遠隔操作で作動するエアコンといった、さまざまな車内サービスに影響を与えました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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