エクイニクスやDigital Realtyなど、110億ドル規模のGlobal Switch買収候補者ラインアップ

Blackstone、KKR、DigitalBridge、エクイニクス、Digital Realty が興味を示しているとの報道

Global Switchは、多くの投資会社やデータセンター企業から買収対象として注目されています。

Bloombergによると、データセンター企業Global Switch Holdings Ltd.の買収を検討している企業には、Blackstone Inc.やKKRが挙げられています。

また、DigitalBridge Group、Digital Realty Trust Inc.、エクイニクスも、同社に関心を示していると報じられています。


1998年にロンドンで設立されたGlobal Switchは、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアで13の施設を運営しています。中国の鉄鋼大手である江蘇沙鋼集団は、2016年から3年かけてデータセンター企業Global Switchの経営権を取得しました。

この中国の投資家が関与を開始して以来、オーストラリア政府は国家安全保障上の懸念から、シドニーのウルティモにある同社のデータセンターからデータやアプリケーションを他のプロバイダーが所有する施設に移すという移行作業を行ってきました。

今年の1月にはオーストラリア証券取引委員会が、内務省、オーストラリア税務署、国防省など、他の多くの避難した機関と一緒に、キャンベラ・データセンターに出て移動すると言いました。

オーストラリア政府は、連邦政府機関が国家安全保障を理由にGlobal Switchのシドニーデータセンターから撤退する新たな目標を2022年7月と設定しましたが、当初目標でnお2020年9月は達成できませんでした。

Bloombergは、2019年にIPOの試みを断念したGlobal Switchが売却を検討していることを1月に初めて報じました。

もし買収が実現すれば、2021年に行われる数多くの大規模なデータセンター買収の一つとなります。QTS社、CoreSite社、CyrusOne社は、それぞれBlackstone社、American Tower社、KKR/GIP社によって、合計360億ドルで買収されています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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