セーバー社、ロシアのアエロフロート航空を航空会社向けソフトウェアサービスから排除
アエロフロート航空、座席予約のITバックボーンへのアクセス権を喪失
テキサス州に本社を置く航空会社向けソフトウェア大手のSabre Corporation(セーバー社)は、ロシアの航空会社アエロフロートとのグローバル販売契約を終了しました。
同社は、世界中の航空会社のチケット販売や予約サービスのITバックボーンを担っています。アエロフロートのフライトは今後、旅行会社のウェブサイトや予約プラットフォーム上に表示されなくなり、実質的に乗客から切り離されることになります。
セイバー社のSean Menke CEOは声明の中で次のように述べています。「セーバーは、ウクライナ情勢の進展に高まる懸念を抱きつつ監視している。私たちはこの軍事衝突に反対する立場をとっている。私たちはロシアに対して課された制裁を遵守し、そしてそれを今後も遵守していく」
2017年、セーバー社はAligned Energyをメインデータセンター事業者として契約し、テキサス州Planoの施設にてホスティングしています。
「旅行はセーバーの技術なしでは実現せず、我々は完璧な旅行体験の計画、購入、そして楽しむための革新的な方法を提供することによって、業界を変革する原動力となっている」と、セーバー社のVish Saoji CTOは当時述べていました。
インテルとAMDがロシア向けのチップ販売を停止し、TSMCは台湾による制裁に伴い、ロシアのパートナー企業とは今後取引を行わない、との連絡を取り始めています。またエリクソンは、米国と欧州の制裁が同社のロシア国内でのビジネスに何を意味するかを評価するために、ロシアへの納入を停止しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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