ドイツテレコム、5GコアにGoogle Cloudを導入し、早期トライアルを実施
5G EdgeをGoogle Cloudに移行するための第一ステップ
ドイツテレコム(Deutsche Telekom)は、Google Cloudとの提携を拡大し、米国のハイパースケーラが同社の5Gコアをホストすることになりました。
両社は数年前から提携しており、2021年にはGerman Sovereign Cloudを開発するために協力しています。
ドイツテレコムの子会社であるT-Systemsが、ドイツにおけるGoogle Cloudサービスを管理・運用し、データ主権規制への準拠を確保する予定です。
今回の提携拡大により、両社はオーストリアで5Gスタンドアロンなどの複数のネットワークサービスや、Google CloudとGoogle Distributed Cloud Edgeを活用したリモートパケットゲートウェイ機能などを試験的に導入することになります。
また、ドイツテレコムはGoogle Cloudのネットワーク分析ツールを展開する予定です。Google Cloudが提供するオープンなKubernetesベースのソリューションによるデータ駆動型運用と自動化ワークフローの活用の第一歩として、異常検出、パフォーマンスカウンター、トレースデータに関するいくつかのユースケースを試験的に導入します。
また、Google Cloudのデータ分析、人工知能、機械学習ソリューションの共同実証実験を行う予定です。
ドイツテレコムの取締役であるクラウディア・ネマトは、「ドイツテレコムでは、クラス最高のネットワークインフラへの投資と、クラウドベースのサービスプラットフォームの確立により、リーディングデジタルテレコ戦略を実施しています」と述べています。
「我々は、より迅速に新しいサービスや顧客体験を革新し、立ち上げることができる主要な分野で試験を実施することにより、Google Cloudとのパートナーシップを拡大できることを嬉しく思います。」
またGoogle Cloud CEOのトーマス・クリアンは、このように述べています。「通信サービスプロバイダーは、ネットワーク機能の展開を進め、自動化、弾力性、拡張性を促進するクラウドネイティブソリューションをますます求めています。」
「ドイツテレコムとのパートナーシップは、エンドユーザーに大幅に改善された体験を提供し、最終的に通信業界の水準を引き上げることになると確信しています。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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