Google、チリにクラウドリージョンを開設

検索の巨人が南米に2つのGCPリージョン

Googleは、チリのサンティアゴに新たなGoogle Cloudリージョンを開設しました。

同社は2020年12月にチリのクラウドリージョンの計画を正式に発表しました。南米における同社のクラウドリージョンは、2017年にサンパウロにブラジルのリージョンを開設しており、今回が2つ目です。

標準としてこのリージョンは冗長性のために3つのアベイラビリティーゾーンを持っています。同社によると新リージョンの顧客には、Red Salud、Latam航空、NotCo、Caja Los Andesなどがあります。

Google Cloudのラテンアメリカ担当プレジデントであるEduardo Lópezは、「ラテンアメリカはGoogle Cloudにとって重要な地域であり、Google Cloudを最大限に活用してイノベーションを推進し、お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援することに注力しています」と述べています。「サンパウロに続き、サンチアゴにもクラウドリージョンが開設されたことで、同地域の企業はより早く、より簡単に当社のオンデマンド・ネットワークを利用できるようになります。」

Googleは2012年に発表し、2015年に稼働を開始したチリのサンティアゴ近郊のキリクラに社内データセンターを持っています。それ以来同社はキャンパスの面積を3倍の11.2ヘクタールに拡大し、サイトへの全体的な投資額を2億9,000万ドルにまで引き上げました。この場所は、検索大手のラテンアメリカにおける最初の施設でした。

Googleがクラウド施設を建設するというニュースは、2019年にチリの環境評価局(Servicio de Evaluacion Ambiental、SEA)に申請書を提出したことで初めて明らかになりました。Inversiones Y Servicios Dataluna Ltdaという会社名で登録されたこの申請書には、Googleの23ヘクタール(247万平方フィート)のキャンパスが2段階に分けて建設されることが示されていました。

この記事の原文はスペイン語版に掲載されています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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