Idaho Power

rPlus Energies、Metaのデータセンター向け200MWのPPA締結

「プレザントバレー・ソーラー」はIdaho Power社のシステムで最大の太陽光発電施設

rPlus Energiesは、Idaho Powerと、Metaのアイダホ州クナデータセンターのための200MWの電力購入契約(PPA)を締結しました。

プレザントバレー・ソーラー・プロジェクト(Pleasant Valley Solar project)として知られるアイダホ州エイダ郡の太陽光発電所は、Metaのクナデータセンターが使用するのと同じ系統をサポートすることになります。

「Meta社は、私たちが生活し、働くコミュニティにおける環境フットプリントを最小化することに取り組んでおり、この目標の中心は、再生可能エネルギーに支えられたエネルギー効率の高いデータセンターの構築、運営です」とMetaの再生可能エネルギー責任者であるUrvi Parekh氏は述べています。「2022年に新しいデータセンターの拠点としてアイダホ州を選んだ中心的な要因の1つは、再生可能エネルギーへのアクセスでした。Metaは、Idaho PowerおよびrPlus Energiesと提携して、トレジャーバレーのグリッドにさらに多くの再生可能エネルギーをもたらすことができることを誇りに思っています。」

プレザントバレー・ソーラーのエンジニアリング、調達、建設サービスはSundt Renewablesが管理し、建設は今年後半に開始されると予想されています。

プレザントバレー・ソーラーは、Idaho Powerのシステム上では最大規模であると言われています。Idaho Powerは、2045年までに100%再生可能エネルギーを運営・提供することを目標としています。同社のウェブサイトによると、エネルギーの40%は水力発電のダムから供給されており、20%は石炭を使用しています。同社は、2030年までに石炭発電をやめ、代わりにバッテリーに支えられた太陽光発電と風力発電に依存するとしています。

「アイダホ州では、太陽光が豊富に降り注いでいます。私たち rPlus Energiesは、同州がエネルギー自立への常識的なアプローチを達成し、豊富なエネルギー源の可能性を最大限に活用することを支援できることを誇りに思います」と、rPlus Energies 社長兼CEOの Luigi Restaは語りました。「プレザントバレー・ソーラー・プロジェクトは、信頼性と弾力性のある再生可能エネルギーを供給する上で重要な役割を果たすと同時に、同州に力強い経済成長と雇用機会をもたらすでしょう。」

これは、過去1年間にいくつかの重要なPPAを締結しているMetaにとって、決して初めてのことではありません。2022年4月、Metaはテキサス州で156MWの太陽光発電PPAを締結し、その後2023年3月にはテキサス州でさらに240MWの太陽光発電のための2件目を締結しました。同社は、オハイオ州とアーカンソー州でも同様の太陽光発電PPAを、ミシガン州、アイオワ州、オクラホマ州でも風力発電PPAを締結しています。

rPlus Energiesは、ユタ州ソルトレイクシティに拠点を置く再生可能エネルギー開発企業です。同社は、他の組織と提携し、持続可能な目標の達成や再生可能エネルギーへのアクセス向上を支援しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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