米カリフォルニア州のDigital Realty施設で火災が発生

ラック内で火災が発生し、消防署が2つのコロケーションホールを閉鎖

5月21日(日)、カリフォルニア州エルセグンドにあるDigital RealtyのLAX12データセンターで火災が発生しました。

この火災により、同施設の2つのスイートが停止し、台数不明のサーバーの破損し、電源の遮断、そしてサーバースペースから一部のユーザーの退館を要する事態が発生しました。火災の影響を受けたスイートルームは、火災発生から3日経った現在も使用できない状態であるようです。

この施設のスペースを利用していたEvocative社のインシデントレポートによると、火災は日曜日の午前1時40分に、2260 W El Segundo Blvdに位置するDigital Realty施設内のColo 4スペースで発生したとのことです。

また、Digital Realtyの報告では、コロケーションスペースの4架列目の上部でスプリンクラーシステムが作動し、4架列目と隣接する架列にも一部影響が及んだとしています。電源は、Colo 3および4のスペースで遮断されました。

Evocative社は未確認台数のサーバーを失い、またあるユーザーからは1日経過しても入館ができないといった報告もあったようです。なおColo 3については1時間ほどで電源が回復した模様です。

「Colo 4はまだ電源が落ちているようだ」と、水曜日の深夜、あるユーザーはReddit上でこうコメントしていました。「Digital Realtyに問い合わせたが、口が堅く、意味の無い回答しか返ってこなかった」

また前日、Colo 3の利用ユーザーから次のような報告がありました。 「ロビーは、Colo 4へのアクセスを待つ人々で完全に埋まっていた。会議室はすべて満室で、まるで戦場のようだった。煙の匂いも強烈で、洗浄剤の匂いもあった。ただ、私たちのコロ・スイートはそのようなことはなく、問題はないようだ」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。