西オーストラリア州最大の病院が大規模IT障害に見舞われる

壊滅的なIT障害で救急車が迂回する事態に

西オーストラリア州のFiona Stanley Hospital(フィオナ・スタンリー病院)は、壊滅的なIT障害に見舞われ、施設でのサービスに支障をきたしています。

患者さんには予約の無期限延期が伝えられ、救急車は他の病院へ迂回させられる事態となりました。

幸い重要な医療機器類への影響はありませんでした。この障害は、Amazon Web Servicesがバージニア州北部で大規模な障害を起こす前に始まっており、両者に関連はないとみられています。

先月、パースの病院の看護師たちは、人員不足と集中治療患者の多さの中、24時間体制で勤務していると話していました。

病院でのIT障害は命に関わることもあり、2020年にはデュッセルドルフの病院でランサムウェアが原因の障害が発生し、手術が延期された後に患者が死亡する事態となりました。

今年初めには、データセンターの障害により、米カンサス州ウィチタの多くの病院で手術や処置が一時中断さ れる事態が発生しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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