Mayo Clinic、生成AIの試験にGoogle Cloudを導入

アメリカの学術医療センターMayo Clinicが、Google Cloud上で生成AI技術のトライアルを行う予定です。

非営利団体である同センターは2019年に初めてGoogleとの10年間の戦略的パートナーシップを発表しました。

Mayo Clinicはまず、臨床ワークフローの効率化を目的に、GoogleのEnterprise Search on Generative AI App Builder(Gen App Builder)を使用する予定です。Mayo Clinicの最高情報責任者であるCris Rossは、「私たちが患者の安全、プライバシー、倫理的配慮を優先することは、生成的AIが私たちの働き方や医療の提供方法に重要かつポジティブな影響を与えることができることを意味します」と述べています。

「Google Cloudのツールは、患者の複雑な病歴から画像、ゲノム、ラボまで、通常、従来の方法では検索できない、あるいはアクセスや解釈が困難な情報源を解き放つ可能性を秘めています。より迅速かつ容易に洞察にアクセスすることで、より多くの治療法を推進し、患者とのつながりを生み出し、医療を変革することができます。」

Googleは、このプラットフォームがHIPAAコンプライアンスに対応できるようになったと述べています。

「Generative AIは、これまでにないほど人間のやり取りを強化し、業務を自動化することで、医療を変革する可能性を秘めています。」と、Google Cloud CEOのThomas Kurianは述べています。

「Mayo Clinicは、AIを良い方向に活用する世界的なリーダーであり、この変革的な技術を医療にもたらす責任ある方法を特定する上で、彼らは重要なパートナーです。」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。