Digital Realty がマルセイユの砂糖貯蔵庫跡地にデータセンター計画
Digital Realtyは、フランス・マルセイユの砂糖貯蔵庫跡地にデータセンターを建設する予定です。
最初にBusinews.frが伝えたところによると、Digital Realtyは、マルセイユ・フォス港の古い砂糖サイロの跡地に新たなデータセンターを建設する予定で、この土地の買収と建設に向けた入札を勝ち抜いてきたとのことです。
この新しいMRS5施設は、約10,000平方メートルの広さを持ち、2025年末までにサービスを開始予定と報告されています。
Grand Port Maritime de Marseille(GPMM)は、2021年12月に初めて AMIの砂糖貯蔵庫への関心を表明しました。空いている複合施設には、3,600平方メートルの貯蔵棟、計量塔、トラック搬入ドック、ベルトコンベア搬送設備が設置されています。
Gometの報道によりますと、貯蔵庫は1960年代の建造までさかのぼりますが、2015年から放棄されているとのことです。アスベスト除去が必要とのことです。
Gometでは、Digitalの同サイトへの関心とGPMMでの意思決定のスピードに対する問題点をこれまで報告してきました。
DCMag.frによると、このサイトでは、Telehouseを含む多くのデータセンター事業者も開発を求めていたとのことです。
Digital Realtyはマルセイユで多数のデータセンターを運営しており、MRS2、3、4はいずれも新しいサイトから500m以内の場所にあります。その近くにあるMRS4は、2022年末に起動3つの施設が同時に起動し、3つの施設ともに河川の冷却を利用しています。
Digital Realty(当時はInterxion)は、2014年にSFRからデータセンターを譲り受ける形でマルセイユに進出しました。MRS1と改名されたそのサイトは、港の近くにも位置しています。
Digital Realty がパリに3つ目のキャンパスを開設することが決定
最近もDigitalがパリに第3のキャンパスを建設する計画があることを確認しました。
同社はPAR13をフランスの首都の南、レ・ユリス市にある15ヘクタールの新たな敷地に建設することを明らかにしました。
2023 年末までに 20MW を供給し、最大 80MW まで拡張する可能性があります。エンジニアリング会社Terrell Groupによると、敷地全体は2階建ての建物2棟で54,000平方メートルに及ぶとされており2棟目はPAR14となる予定です。
Digitalがパリにもう1つキャンパスを計画しているという報道は、2021年10月にDDEにICPEの建築許可を申請したことで明るみになりました。
Digital RealtyのSVP兼Digital Realty Franceの社長である Fabrice Coquioは次のように述べています。「PAR13 は、パブリッククラウドやトラステッドクラウドの大手企業や、デジタル企業の増え続けるニーズに応えることで、多様性をもたらしています。これらのニーズを先取りすることで、同じキャンパス内で新たな IT インフラを展開することを可能とし、成長プロジェクトに関する可視性と柔軟性を顧客に提供しています。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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