Wingu.Africa、エチオピアのデータセンターを開設
エチオICTパークに10MWの設備
ジブチを拠点とするデータセンター会社Wingu.Africaは、エチオピアのアディスアベバのデータセンターを落成させました。
このデータセンターは、161,500平方フィート(15,000平方メートル)の土地に建設されたEthio ICTパーク内にあり、フル稼働時には800ラックで10MWの容量を提供する予定です。
オープニングに出席したBelete Molla 技術・イノベーション大臣は、このデータセンターが 「エチオピアのICT分野の成長を支え、デジタル変革を実現するために極めて重要です」と述べています。
コロケーション施設の建設には2年の歳月を要し、Wingu.Africaから5,000万ドルの資金を得ました。Tier IIIの基準を満たすように建設されたこのデータセンターは、エチオピア初のインターネット・エクスチェンジをホストする予定です。
「当社の最新鋭のデータセンターは、電力、冷却、ネットワーク接続のための独立したバックアップシステムにより、中断のないサービスを保証します。」と、同社はLinkedInの投稿で述べています。「この重要な節目は、エチオピア、ジブチ、ソマリランド、タンザニアに一流のセキュリティ、テクノロジー、規制に準拠したデータセンターサービスを提供するという当社の取り組みを示しています。」
「当社のデータセンターの開設は、エチオピアのデジタル成長にとって極めて重要な瞬間です。複数のネットワークとクラウドインフラへのアクセスを提供することで、Winguは幅広い選択肢、サービスレベルの向上、競争力のある価格設定で企業を支援します。」
このデータセンターの計画は2021年1月に初めて発表され、同社によると、国内初のキャリアニュートラルなハイパースケールデータセンターパークであるとしています。Ethio ICT Parkでは、他にもRaxio、Red Fox Web Solution、ScutiXによる開発が進行しています。
Wingu.Africaは、ジブチに2施設、ソマリランドに1施設、タンザニアに1施設、そして今回、エチオピアにデータセンターを開設し、4カ国でデータセンターを運営しています。今年初め、Wingu.Africaはジブチでのインフラ拡張計画を発表しました。
同社は、Tier III認証を取得し、11本のケーブルを収容する新しいデータセンターとケーブル陸揚げ局を計画しています。また、既存のデータセンターの拡張も視野に入れており、「複数の戦略的顧客 」と契約を結んでいます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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