Digital Realty の大阪データセンター、H100-Ready 認証を取得

米国を拠点とするデータセンター企業 Digital Realty は、大阪の同社最新データセンター KIX13 が、人工知能アプリケーショ ンを実現する Nvidia の最先端 H100 プロセッサの認定を取得したと発表しました。 今年 2 月に正式にオープンしたこの施設は、三菱商事とのジョイントベンチャーによるもので、23,000 平方メートルの大阪データセンターキャンパスの 4 棟目の建屋となります。

これにより、エンタープライズ顧客は、AI 導入によるフルスタック・ソリューションを立案し、データのローカライズを実現し、グローバルなカバレッジ、容量、接続性を満たすことができるようになると、 Digital Realtyは述べています。

同社は、瞬時の変化と意思決定を可能にするリアルタイムデータへのアクセスを求める産業がますます増加する中、現代技術の原動力であるAIの導入は、高性能な冷却、レイアウト、および接続性を提供するデータセンターに依存していると強調しています。

H100を使用する開発者は、AIモデルがテキスト、画像、または予測を生成できるようにするために高負荷のコンピューティング・パワーを必要とします。これが、日本の官民が国の処理能力を高めるために全面的な支援を行っている理由です。

日本政府はNvidiaのGPUを搭載した1億米ドルのスーパーコンピューターの建設費の半額を負担すると報じられています。 政府はまた、開発の意欲を削がないよう、欧州連合(EU)に比べより緩やかなAI規制を検討しているとも報じられています。

一方、日本最大の投資会社ソフトバンクは先月、AI革命に数十億ドルを投じ、独自のジェネレーティブAIモデルを開発すると発表しました。ソフトバンクはまた、日本のデータセンターにおけるAIと5Gのイノベーションのために、米国のAIチップメーカーNvidiaと提携することも明らかにしました。

ある調査によると、日本のデータセンター市場は、APAC地域の経済大国として、またグローバル・コネクティビティのハブとしての日本の地位に後押しされ、2022年から2028年にかけて年平均成長率5.93%で安定した成長を遂げると予測されています。

W.Media (  Jinny Kim 記者 )より抄訳・転載

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