ケニアのSafaricomが5G展開を拡大し衛星モバイルサービス開始
2024年3月までに595カ所の5Gサイトを追加予定
Safaricomは、来年3月末までにケニアで新たに595カ所の5Gサイトを追加する計画を発表しました。
Business Daily Africaによると、同事業者は衛星携帯電話サービスの立ち上げ計画についても概要を説明しています。
現在、Safaricomは10月に5Gサービスを開始して以来、全国に205カ所の5Gサイトを展開しています。
同社は東アフリカで最初に5Gを導入し、当初はナイロビ、キスム、キシー 、カカメガ、モンバサの35カ所でサービスを開始しました。新たに595カ所の5Gサイトが追加され、国内での5Gサイトは合計800カ所 となる予定です。
今月初め、国内ライバルのAirtelが全国で5Gサービスを開始し、モンバサ、ナクル、ナイロビ、アティ・リバー、キスム、カカメガ、シアヤ、エルドレット、ブンゴマなどの都市で合計370カ所以上が開設されています。
衛星計画に関しては、SafaricomはStarlinkのライバルであるAST SpaceMobileと提携することになっており、AST SpaceMobileはSafaricomの最終的親会社であるVodafone Group(AST SpaceMobileの投資家)と契約を交わしています。
Safaricomの中間親会社であるVodacom Group Limitedは、自社の最新の年次報告書で次のように述べています。「2023年第2四半期の正式試験に先立ち、AST SpaceMobileのBlueWalker 3が、ケニアのVodacomおよびSafaricomとの提携により、2022年に基本機能試験を実施しました」
AST SpaceMobileは、試験が成功した後、Vodacomと提携してアフリカ全土、そして世界各地に4Gデバイスへの一般的通信サービスを提供するため、人工衛星の配備を拡大する予定でいます。
AST SpaceMobileは以前、楽天グループと共同で、BlueWalker 3(BW3) 衛星を使用して、無改造のスマートフォンによる衛星双方向通話を実施したことがあります。この通話ではAT&Tの周波数帯が使用され、またVodafoneのエンジニアによるサポートも提供されました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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