Google がドイツのベルリンにクラウドリージョンを開設

ドイツで2番目のクラウドリージョン

Googleは、ドイツのベルリンに新しいクラウドリージョンを開設しました。

Google は、ベルリン-ブランデンブルクに Google Cloud リージョンを開設し、ドイツで 2 番目、ヨーロッパで 12 番目のリージョンとなります。ベルリン-ブランデンブルクリージョンは、ワークロードを拡張し、国内の重要な災害復旧要件を満たすためのローカルクラウドキャパシティをGoogle Cloudの顧客に提供します。

クラウドと検索を手がけるGoogleは、2021年9月に初めてベルリンリージョンの計画を発表しました。昨年、ベルリンの南に位置するミッテンヴァルデのシェンケンドルフ地区に30ヘクタールの敷地を購入しました。ベルリンの東に位置するノイエンハーゲンの商業地域も以前は検討されていましたが、必要な冷却水がないため除外されたと地元では報じられています。

「ベルリン-ブランデンブルクリージョンの開設は、Googleとの共同ソリューションにとっても、欧州のデジタル主権にとっても素晴らしいニュースです。我々のユニークな提案は、データに対するヨーロッパの価値観とグーグルのグローバル・ネットワークの革新的な可能性を結びつけるものであり、新しいクラウドリージョンによってそれを拡大するものです」と、Deutsche Telekom AGの取締役会メンバーでT-SystemsのCEOであるAdel Al-Saleh氏は述べました。

Googleは2017年にフランクフルトにクラウド地域を開設しました。現在、Google Cloudには38のリージョンと115のゾーンがあります。ドイツの顧客には、GovMarket、Deutsche Börse、REWE digital、Shopify、Lufthansaなどがいます。

「私たちドイツ取引所グループは、マルチクラウド戦略により、金融サービス業界におけるクラウドイノベーションの新たな基準を確立しています。Google Cloudを優先パートナーとして、ベルリン-ブランデンブルクの新しいGoogle Cloudリージョンとフランクフルトの既存リージョンを利用できるようになったことで、私たちはドイツの最高レベルのセキュリティ基準を備えた、完全に回復可能でローカルにアクセス可能な2つのクラウドリージョンを私たちのサービスに利用できるようになりました」とドイツ取引所AGの最高セキュリティ責任者であるHinrich Völcker氏は述べています。

AWS、Oracle、Azureはフランクフルトにドイツのクラウドリージョンを持つが、ベルリンに拠点を持つ企業はないです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。