Nokia がジャマイカの港にプライベートネットワークを導入
カリブ海の港で初のプライベートネットワーク
NokiaはKingston Freeport Terminal Limited (KFTL)との提携により、ジャマイカの港にプライベートネットワークを展開すると発表しました。
これにより、Nokiaはカリブ海の港湾にあるコンテナターミナルに初のプライベートワイヤレスネットワークを展開することになります。
発表によると、このネットワークはチャネルパートナーであるEGC Internationalによって設置展開さ れます。
2015年に設立されたKFTLは、中米とカリブ海諸国への積み替え港として機能しています。また、北米と南米の東海岸の主要市場にもサービスを提供し、パナマ運河を通過するパナマ後の船舶を促進しています。
同港はこれまで、NokiaのDAC(Digital Automation Cloud)、エンドツーエンドのワイヤレスプライベートネットワーク、産業デジタル化プラットフォームMXIEなどの技術を採用してきました。
このプライベートネットワークは、近代的な物流の需要に対応し、安全対策を向上させ、全体的な生産性を強化することで、KFTLをサポートすることが期待されています。
Nokia は、Terminal Operation System(TOS)やその他のオペレーションシステム、アプリケーションのための重要な通信サポート、100台以上のVMT(Vehicle Mounted Terminal)、クレーン、トラックへの接続性、100台以上のタブレットと260台以上のスタッフ用デバイス(Push-to-Talk over LTE)の配備など、多くのユースケースを発表しています。
近い将来、最大1,300台のデバイスが接続され、ターミナル機器の遠隔操作とリアルタイムの監視が可能になります。
「KFTLと協力し、同社の地域競争力を強化できることを非常に喜ばしく思います」と、Nokia Enterpriseのラテンアメリカ担当ディレクターであるMarcelo Entreconti氏は述べています。
「Nokiaのソリューションは、ターミナルの生産性、効率性、安全性、セキュリティの運用改善を実現する重要な手段です。カリブ海の港湾で初のプライベートワイヤレスネットワークプロジェクトとして、この導入はKFTLのデジタル化の旅に利益をもたらすでしょう」。
KFTLのCEOであるCarlos Cabrera氏は、どちらの技術も エンドポイントの生産性とセキュリティを推進するKFTLの戦略の重要な要素 であると述べています。
Nokiaは、さまざまな業界の2,600社以上の大手企業顧客にミッションクリティカルなネットワークを展開しており、さまざまな分野にまたがる世界中の635社以上の民間無線顧客にサービスを提供していると述べています。
これらのプロジェクトには、パリの地下鉄ネットワークとのプライベート5Gネットワーク契約、The Ocean Cleanup ProjectとのプライベートLTE契約、ブラジルのエネルギープロバイダー向けSpeedcastとのプライベートLTEネットワーク提携などが含まれています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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