マイクロソフト、Oracle Cloudの利用に関する複数年契約を締結
マイクロソフトがBingのAI推論にOCIを採用
マイクロソフトは、Bing検索サービスのAI推論にOracle Cloudを採用することになりました。
オラクルは昨日、AIサービスの成長を促進するマイクロソフトとの複数年契約を発表しました。
マイクロソフトは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のAI基盤を、Microsoft Azure AI基盤とともに、AIモデルの推論に使用し、Microsoft Bingの会話型検索を強化します。
「生成AIは技術的に非常に大きな飛躍であり、オラクルはOCIのAI機能によって、マイクロソフトをはじめとする何千もの企業が新たなプロダクトを構築し、実行できるよう支援している」と、Oracle Cloud Infrastructure担当SVPのKaran Batta氏は述べています。「マイクロソフトとの協力関係をさらに強化することで、世界中のより多くの人々に新たな体験を提供するお手伝いができるのです」
マイクロソフトは、OCI ComputeのオーケストレーションにOracle Interconnect for Microsoft AzureとAzure Kubernetes Service(AKS)を活用しています。
「Microsoft Bingは、AIにおける最新の進歩を活用し、世界中の人々に劇的に優れた検索体験を提供しています」とマイクロソフトの検索&AIマーケティング担当グローバルヘッドであるDivya Kumar氏は述べています。「オラクルとの協業とOracle Cloud InfrastructureをMicrosoft AzureのAIインフラとともに利用することで、顧客へのアクセスを拡大し、多くの検索結果のスピードを向上させることができるでしょう」
このニュースに関するオラクルのリリースには、OCI Superclustersの情報も記載されており、マイクロソフトがこのサービスを利用していることが示唆されています。
2023年9月に発表されたSuperclustersは、ネットワーキング、HPCストレージ、OCI Computeベアメタルインスタンスを提供し、1つのクラスタで数万基のNvidia H100またはA100 GPUをサポートすることが可能です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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