AWSは2023年4Qに242億ドルの収益、前年同期比で13%増
Amazon Web Services(AWS)は、直近の3か月で242億ドルの収益を報告し、前年比13%の成長を達成しました。
これは第3四半期に比べて12%増加しています。
「私たちは現在、年間の売上高1,000億ドルに近づいています」と述べたのは、AmazonのCEO、Andy Jassyです。「私たちは四半期ごとに収益が増加し第4四半期には為替中立ベースで他のどのクラウドプロバイダーよりも多い、11億ドル以上の前四半期比の追加収益を上げたことを確認しています。」
AWSの営業利益は72億ドルで、前年比20億ドルの増加で営業利益率は29.6%増加しました。
過去12ヶ月の基準において、財務リースによる調整済みフリーキャッシュフローは355億ドルで、前年比で483億ドルの改善がありました。
2023年、企業の年間CapExは484億ドルで、前年比で102億ドル減少しました。Jassyはこれを、ビジネスの電子商取引部門における物流と輸送に対する支出の削減に帰因しています。ただし、AWSは2024年において、インフラストラクチャの支出が増加する見込みです。
「私たちはAWSビジネスの成長をサポートするため、特に生成型AIと大規模言語モデルへの追加投資を含む、インフラのCapExが増加すると予想しています」とJassyは述べています。
「生成AIは今後もAmazon全体で広範な焦点と投資の対象となり、それは私たちに多くのお客様の体験とプロセスを再発明するチャンスを与えてくれる数少ないイニシアチブの1つであり、最終的にはAmazonに数十億ドルの収益をもたらすと信じています」
AmazonのCFOであるBrian Olsavskyも、先月からAWSがサーバーの「有益な寿命」を5年から6年に延長したことに言及しました。「第1四半期には、営業利益に約9億ドルの見込まれる利益が発生するでしょう」と予測しています。
GoogleとMicrosoftは最近の四半期の結果に続いて株価が下がったのに対し、Amazonは株価が159.28ドルから174.42ドルのピークに急騰しました。
Synergy Research Groupが発表した最新の数字によると、前四半期に企業がクラウドサービスに費やした金額は740億ドルで、前年同期比20%増でした。AWSのシェアは31%で引き続き市場を支配しており、ハイパースケールのライバルであるMS Azure(24%)とGoogle Cloud(11%)がそれに続いています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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