オーストラリア・シドニー西部に96MWのデータセンター建設へ
オーストラリア、 ニューサウスウェールズ州、シドニー西部のブラックタウンに、96MWのデータセンターが建設される予定です。
今回申請されたHoneman Closeデータセンターは、Lehr Consultants International(LCI)のプロジェクトであり、建設予定地はハンティングウッド工業団地内の6 Honeman Closeです。
申請書とともに提出された書類によると、データセンターは6階建てで、屋上にプラント、管理エリア、発電機、バッテリールームが設置されます。また、132kVの変電所、3基の油入変圧器、47基のディーゼル発電機も設置される予定です。
このデータセンターは、「シドニー首都圏の企業や政府機関にデータストレージを提供する」ことを目的としており、データストレージの容量と冗長性を高めるため、世界中の他の施設と接続されます。
LCIは申請書類の中で、プロジェクトの設備投資額を2億豪ドル(1億3,200万米ドル)と見積もっています。申請は現在、「提出書類への回答」段階にあり、決定までにはまだ計画委員会による評価と勧告が必要です。
この施設は約300人の建設雇用を創出し、稼動後は50人の長期雇用を生み出すと予想されています。
LCIはオーストラリアのエンジニアリング・コンサルティング会社で、これまでビクトリア州タラマリンにある保険会社ANZのデータセンターや、メルボルン空港のデータセンターを手がけてきました。AirTrunkも顧客の一社です。
AirTrunkはすでにシドニーで2つのデータセンターを開発しており、3つ目のプロジェクトも進行中です。2024年2月、同社はSYD2データセンターの隣に、45MWのデータセンターを提案しました。
他にも、この地域で操業中または開発中のデータセンター企業としては、マッコーリーDC、Keppel、Goodman、CDCデータセンター、NextDCなどがあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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