Empyrionが台湾に進出、7MWのデータセンターを計画

最近の日本進出に続く

APACデータセンター企業のEmpyrion Digitalが台湾に進出します。

同社は台北市内湖に、7MWのコロケーション施設を開発する計画を発表しました。

TW1と名付けられたこの施設は、クラウドとハイパフォーマンス・コンピューティングの両方に対応する予定だと同社は発表しています。

建設は2025年に開始され、2027年に完成する予定です。完成後のTW1のPUEは1.33以下になると予想されています。

プロジェクトのさらなる詳細はまだ明らかにされていません。

Empyrion Digitalは、内湖科技园区(サイエンス・パーク)ですでに10MWの電力を確保しています。

同社のCEOであるMark Fongは、次のように述べました。「我々は台湾での投資を広げることを楽しみにしています。今回の投資は、土地と電力が乏しいアジアで成長するという当社の野望をさらに前進させるものです。堅牢な半導体産業と技術に精通した人材プールを擁する台湾は、次世代のAI対応データセンターを構築する上で戦略的な立地です。当社の進出により、台湾の企業は競争力を維持するために必要なデジタル・インフラを利用できるようになり、台湾と世界のテクノロジー・エコシステム間の協力関係が深まります。」

「TW1は、シンガポール、韓国、日本にある当社の既存のデータセンター群に加わることになり、当社はホールセールおよびエッジ・コロケーションの需要を獲得し、4つの市場全体で柔軟な展開ソリューションを顧客に提供できる体制を整えることができます。」

Empyrion Digitalは、アジアのインフラ投資ファンドSeraya Partnersによって2021年に立ち上げられました。同社は現在、シンガポールで7.7MWのデータセンターを運営しており、韓国ソウルで29.4MWの施設を建設中で、さらに多くの市場を開発中です。

同社は9月、日本に進出し、5階建て、25MWのデータセンター施設を計画すると発表しました。

台北には現在、Vantage、NTT、Taiwan Mobileなどの事業者が進出しています。Appleは台湾でのデータセンター開発を検討していると報じられています。台湾で開発を進めている他の主要な国際企業には、Google、AWS、2024年6月に台北のクラウドリージョンの計画を共有したマイクロソフトなどがあります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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